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ニセアカシア ニセアカシア Robinia pseudo-acacia; black locust

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニセアカシア
ニセアカシア
Robinia pseudo-acacia; black locust

マメ科の落葉高木で,ハリエンジュとも呼ばれる北アメリカ原産で,1877年頃日本に伝えられ,現在各地で庭木や街路樹として植えられている。また崩壊性の地形にもよく育つので砂防工事などにも植えられる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ニセアカシア

北米原産のマメ科の落葉高木。初夏に白い花をつけ、枝には細かいとげがある。明治期に日本に入って街路樹として広まったが、環境省は「日本固有種の成長を妨げる」として伐採などが必要な「特定外来生物」の候補にした。日本で「アカシア」と呼ばれる木のほとんどがこの種類だ。

(2006-08-15 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

ニセアカシア

ハリエンジュ

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世界大百科事典 第2版の解説

ニセアカシア【false acacia】

一名ハリエンジュイラスト)。英名ではblack locust,yellow locustともいう。北アメリカ東部~中部原産のマメ科の落葉高木で,世界各地に植えられる。日本には明治はじめころ渡来した。じょうぶで生長が早く,アカシアの俗称で,街路樹,砂防用などとして広く植えられた。根から萌芽する性質が強く,しばしば野生化している。高さ10~15m,直径30~40cm程度までがふつうだが,大きいものでは高さ30m,直径80cm~1.2mになることがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニセアカシア
にせあかしあ
locust-tree
[学]Robinia pseudo-acacia L.

マメ科の落葉高木。枝葉がエンジュに以ているが刺(とげ)があるのでハリエンジュ(針槐樹)ともいう。高さ15~20メートル。樹皮は灰褐色で縦に割れ目ができ、枝に托葉(たくよう)の変化した刺が対生する。葉は互生し、奇数羽状複葉。小葉は9~19枚、長楕円(ちょうだえん)形で長さ2~3.5センチメートル、質は薄く、縁(へり)に鋸歯(きょし)はない。5~6月、葉腋(ようえき)に長さ10~15センチメートルの総状花序を垂れ下げ、蝶(ちょう)形で長さ1.5~2センチメートルの白色花を多数開く。芳香があり、良質の蜜(みつ)が多く、よい蜜源になる。果実は広線形で長さ7~8センチメートル、平たい鞘(さや)になり、毛はない。中に腎(じん)形で扁平(へんぺい)な長さ5~6ミリメートルの黒褐色の種子を4~7個含む。北アメリカ原産。1874年(明治7)街路樹、庭園樹用として輸入された。砂防用植栽木、肥料木に使われ、材は堅くて重く、土木用材、薪炭材に、葉は飼料とする。北海道などでアカシアと誤称されているのは本種である。品種に刺のないチントウトゲナシニセアカシア、低木状のエイコクトゲナシニセアカシアがあり、葉が黄緑色の品種もある。陽樹で乾燥に耐え、耐寒性が強く、土地を選ばず、成長は速い。萌芽(ほうが)力も強く、根から新しい苗が出る。繁殖は実生(みしょう)、根分け、挿木などにより、挿木は根挿しが容易である。[小林義雄]

文化史

本来のアカシア(属)は花弁が同形で小さく、かわりに多数の雄しべが球状に展開して目だつ点で、蝶形花(ちょうけいか)の本種とは区別できる。アメリカ・インディアンは種子を食用にした。ただし、植物体にはクリサロビン、ピペロナール、サンギナリンなどの有害物質を含む。札幌のニセアカシアは、1881年(明治14)東京・青山開拓使試験場から苗が移され、1885年停車場通りに植えたのが始まりとされる。北原白秋の『道』は1925年(大正14)白秋が札幌を訪れ、郷里柳川(やながわ)のニセアカシアを思い出してつくったと伝わる。[湯浅浩史]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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