わいやい(読み)ワイヤイ

デジタル大辞泉 「わいやい」の意味・読み・例文・類語

わい‐やい

[連語]終助詞「わい」+終助詞「やい」。近世初めごろの語》活用語終止形連体形に付く。感動強調を表す。…(の)だよ。…(の)だぞ。同輩目下の者に対して用いられた。
「おのれはな、三が日の内にもちがのどにつまって、鳥部野へ葬礼する―」〈浮・胸算用・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「わいやい」の意味・読み・例文・類語

わい‐やい

(終助詞「わい」と「やい(二)」の重なったもの) 同輩、または目下の者に対して、詠嘆をこめて、確認した内容を強く主張するのに用いる。
※虎明本狂言・鏡男(室町末‐近世初)「ようみよ。おのれがつらがうつってみゆるはひやひ」

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