デジタル大辞泉
「イーゼル」の意味・読み・例文・類語
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イーゼル
〘名〙 (easel) 絵を描く時、
画板やカンバスをかける台。画架。
※むき玉子(1891)〈
尾崎紅葉〉二〇「お喜代を
行水の
姿勢に扮
(こしら)へ、蘭谿画布架
(イイゼル)の坐に復
(かへ)りてつくづくと打眺め」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
イーゼル
いーぜる
easel
画架(がか)ともいう。絵を描くとき、カンバスや板などを描きやすい状態に固定しておくために用いる自立式の構造体。制作する場所や、絵の大きさなどに応じてさまざまな形のものがある。
構造的には、絵の受け台を水平に支える2本の脚と、後ろに引いて傾斜角度を調節する1本の脚からなる3脚が基本となっている。アトリエ用イーゼル(スタジオ・イーゼル)には、高さや傾斜角度をハンドルで操作する複雑な構造のものもある。携帯に便利な折畳み式の野外用イーゼル(スケッチ・イーゼル)や、脚の短い机上イーゼル(テーブル・イーゼル)などもある。
[長谷川三郎]
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