日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 エルマン(Mischa Elman)えるまんMischa Elman(1891―1967) ロシア出身のアメリカのバイオリン奏者。ペテルブルグ音楽院でアウアーに師事、ハイフェッツ、ジンバリスト、ミルスタインと並んでアウアー門下の四天王といわれた。美しい甘美な音色は「エルマン・トーン」とよばれて1920年代には一世を風靡(ふうび)、とくに小品の演奏にかけては、クライスラー、ティボーに匹敵する人気を得た。21年(大正10)初来日。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例