ゴビアルタイ山脈(読み)ゴビアルタイさんみゃく(英語表記)Govǐ-Altayn nuruu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴビアルタイ山脈」の意味・わかりやすい解説

ゴビアルタイ山脈
ゴビアルタイさんみゃく
Govǐ-Altayn nuruu

モンゴル南部にある東西方向の山脈アルタイ山地南東支脈で,モンゴルアルタイ山脈の延長上にある。北西端のバヤンツァガン山から南東端のフルフ山地まで全長約 600km。並行する多くの支脈や山地から成り,標高は 1500~2500m。最高点はイフボグド山で 3957m。花崗岩砂岩石灰岩などから成り,降水量が少いために山麓から3分の2までが礫質砂漠,その上はステップである。野生のヤギヒツジヤマネコオオカミなどのほか,アンテロープが数百から数千頭の群れをつくって生息する。大規模な地震のみられる地域でもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android