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アルタイ山地 アルタイさんちAltai; Altay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルタイ山地
アルタイさんち
Altai; Altay

カザフスタンロシアモンゴル中国の国境地帯に連なる山地。中国では阿勒泰の字をあてる。古生代の褶曲作用で形成されたのち,たびたび断層隆起運動(→隆起)を繰り返し,また浸食作用を受けた。山容は比較的穏やかで,台地状の平坦面が広く分布する。主脈は北西から南東に延び,カザフスタンの東端からロシア,モンゴル,中国の国境にあるナイラムダル山(4356m)を経て,モンゴル-中国国境に連なっている。全長約 2000km。北西部は中央アルタイとも呼ばれ,中部-南東部はモンゴルアルタイ山脈と呼ばれる。中央アルタイにはベルーハ山(4506m),モンゴルアルタイ北部にはムンフハイルハン峰(4362m)があり,ほかにも 4000mをこえる峰が多く,氷河や万年雪がみられる。南東部はモンゴル領からさらに東に延び,標高の低いゴビアルタイ山脈に続く。また,ナイラムダル山からは西方と北東方へ支脈が延びている。アジア大陸のほぼ中央にあるが,夏季の北西風によって北西部や北斜面には年 1000mm程度の降水があり,山麓はステップ,中腹はタイガとなっている。山麓では農業が盛ん。南東部や南斜面では中腹にステップが広がり,森林もあるが,山麓は礫質砂漠となっている。古くから金の産地として知られ,また鉛,亜鉛など非鉄金属の埋蔵が多く,特にカザフスタンでは重要な鉱業地域が形成されている。1998年ベルーハ山を中心とするロシア領域が世界遺産の自然遺産に,2011年モンゴル領域の岩絵群(→岩壁画)が文化遺産に登録された。

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