ダークバッグ(読み)たあくはつく,だーくばっぐ

デジタル大辞泉 「ダークバッグ」の意味・読み・例文・類語

ダーク‐バッグ(dark bag)

昼光なか感光材料を取り扱うのに用いる光を通さない材質でできた袋。袖口そでぐちから手を入れてフィルムの詰め替え、現像タンクへの撮影ずみフィルムの巻き込みなどを行う。

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カメラマン写真用語辞典 「ダークバッグ」の解説

ダークバッグ

 文字どおり「暗い袋」で、暗室(=darkroom)の代用をする袋のこと。携帯用簡易暗室。真っ黒に遮光してある袋で、両手を入れて作業をするための袖口と、二重に遮光された開閉部とがある。  この開閉部からパトローネ入りのフィルムと現像タンク、現像リールを入れて、開閉部のファスナーを閉じて、袖口から両手を入れて、手探りでフィルムをリールに巻き込み、現像タンクに入れる。あるいは、大判カメラのシートフィルムをフィルムホルダーにセットするのもこのダークバッグ内で手探りで行う。カメラ内でフィルムが切れたりした場合にも、カメラの裏ぶたをダークバッグ内で開けて、フィルムを取りだし、パトローネ内に巻き戻すことなどができる。フィルムカメラ派なら、ぜひとも持っていたいアクセサリーのひとつである。  なお右の製品は堀内カラーのダークバッグで、サイズは730×680mm。価格は5,000円弱である。

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