トインビー(Theodore Philip Toynbee)(読み)といんびー(英語表記)Theodore Philip Toynbee

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

トインビー(Theodore Philip Toynbee)
といんびー
Theodore Philip Toynbee
(1916―1981)

イギリスの小説家、批評家。歴史家アーノルド・J・トインビーの息子。第二次世界大戦後に実験的な作風の顕著な新進作家としてイギリス文壇に登場。7人の登場人物の意識の流れを描いた『グッドマン夫人の茶会』(1947)、名門に生まれた老人回想を中心に展開する『道化師、あるいは別辞』(1961)から『湖からの眺め』(1968)に至る韻文による四部作が代表作。『オブザーバー』紙の書評長年書いていた。

富士川義之

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