ニコライ マルコ(英語表記)Nicolai Malko

20世紀西洋人名事典 「ニコライ マルコ」の解説

ニコライ マルコ
Nicolai Malko


1883.5.4.(1889.説あり) - 1961.6.23
指揮者。
元・レニングラード音楽院教授,元・シドニー交響楽団常任指揮者。
ブライロフ(ロシア)生まれ。
別名N.Andreevich Mal’ko。
ペテルブルグ大学を経て、ペテルブルグ音楽院でリムスキー・コルサコフ等に師事。その後ドイツに留学し、名指揮者フェリックス・モットルに師事。’25〜28年レニングラード音楽院教授。又’25年からレニングラード・フィルの常任指揮者となり、’26年にはショスタコヴィッチ交響曲第1番の初演を手がけた。’28〜32年デンマーク放送管弦楽団指揮者。その後シカゴに移住し’46年市民権を得た。’54年ヨークシャ交響楽団指揮者を経て、’56年シドニー交響楽団指揮者就任。’58年東京交響楽団の招きで来日。著書「The Conductor and His Baton」(’50年)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報