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コルサコフ
ロシア,サハリン州(樺太)南部,アニワ湾に臨むサハリン最大の港湾都市。日本名大泊(おおとまり)(1946年まで)。北部への鉄道の基点。紙器,缶詰,寒天製造,船舶修理などの工場がある。1991年国際貿易港として開港。1995年より稚内に定期フェリーが開通したが,2015年に運航が停止されている。3万5000人(2006)。
→関連項目樺太開拓使|樺太庁
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コルサコフ
(Sjergjej Sjergjejevič Korsakov セルゲイ=セルゲビチ━) ロシアの精神病理学者。モスクワ大学で神経・精神病の研究グループをつくり、いわゆるコルサコフ学派を形成、近代ロシアの精神病理学を育成した。
コルサコフ症候群の記載者。(
一八五四‐一九〇〇)
コルサコフ
(Korsakov)
ロシア連邦、サハリン(樺太)南部の港湾都市。
漁業を主とするほか、パルプ・水産加工などの工場がある。旧日本名は大泊
(おおどまり)。
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コルサコフ(Sergey Sergeevich Korsakov)
コルサコフ(Korsakov/Корсаков)
ロシア連邦、サハリン州(樺太)南部の港湾都市。漁業基地。1945年(昭和20)以前の日本領時代には大泊と称した。北海道の稚内と定期航路で結ばれる。
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コルサコフ
生年月日:1854年2月3日
ロシアの精神病理学者
1900年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
コルサコフ【Korsakov】
ロシア連邦,サハリン島(樺太)南部のアニワ湾沿岸にある都市。人口4万5300(1992)。旧称大泊(おおとまり)。サハリン島最良の港で知られる。1790年松前藩によって当時のクシュンコタンに漁場と交易所が開かれて以来,日本の樺太経営の中心地となり,1875年の樺太・千島交換条約後のロシア領時代はコルサコフ州政庁の所在地であった。1905年のポーツマス条約により南樺太が日本領となってのち大泊と改名。まもなく樺太庁は豊原(現,ユジノ・サハリンスク)に移転したが,その後も樺太の商業中心地としてとどまり,各種の官庁施設,銀行,中等学校のほか王子製紙・樺太漁業・樺太寒天・東洋養狐場などの事業所や工場がおかれていた。
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世界大百科事典内のコルサコフの言及
【樺太・千島交換条約】より
…(2)ロシアはその代償として千島群島18島の一切の権利を日本に譲り,以後千島全島は日本に属し,カムチャツカ半島とシュムシュ(占守)島の間の海峡を両国境界とする。(3)日本の好意に酬いるため,以後10年間コルサコフ(久春古丹)入港の日本船の港税と海関税を免除し,同港に日本領事館を置く権利を認め,オホーツク海とカムチャツカ諸港の日本人漁業権を承認する。【藤村 道生】。…
※「コルサコフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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