ホークスビー(英語表記)Hauksbee, Francis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホークスビー」の意味・わかりやすい解説

ホークスビー
Hauksbee, Francis

[生]1666頃
[没]1713.4.
イギリスの実験物理学者。衣料商の家に生れ独学で科学を学んだ。個人教授や科学器具の製作を通じ,特にその実験的手腕名声が高かった。 1703年,ロンドン・ロイヤル・ソサエティで行なった真空中の水銀発光現象の実験が認められ,ロイヤル・ソサエティの専属実験担当者となる (1704) 。同会員 (05) 。当時その会長であったニュートン信任があつく,ホークスビーの行なった静電気,毛管現象を主とする諸実験は,ニュートンの『プリンキピア』や『光学』の改版に際して,多くの理論的再考を促した。またその後の電気の実験的研究にも多大の影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android