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ホイヘンス ほいへんす Huygens Probe

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知恵蔵2015の解説

ホイヘンス

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デジタル大辞泉の解説

ホイヘンス(Christiaan Huygens)

[1629~1695]オランダ物理学者望遠鏡を改良・自作し、土星の環を発見。振り子の力学を確立し、振り子時計を発明。光学で多くの業績があり、反射・屈折に関するホイヘンスの原理を発表し、光の波動論を導いた。

ホイヘンス(Huygens)

ESA(イーサ)欧州宇宙機関)開発の小型探査機。1997年、土星探査機カッシーニに搭載され打ち上げられた。カッシーニから分離したのち2005年に土星の衛星タイタンへの着陸に成功、大気組成などの観測を行った。

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百科事典マイペディアの解説

ホイヘンス

オランダの数学者,物理学者。ハーグに生まれ,ライデンブレダで学び,早くから曲線の求積などで数学の才能を発揮。1655年自作の望遠鏡で土星の環と第6衛星チタンを発見,1656年振子時計を発明。
→関連項目機械時計チタン(衛星)振子時計メルセンヌ

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世界大百科事典 第2版の解説

ホイヘンス【Christiaan Huygens】

1629‐95
オランダの物理学者,天文学者,数学者。ハーグの名家に生まれ,16歳までの教育は兄コンスタンティンとともに,もっぱら祖父らによってなされた。1645年から2年間ライデン大学で法律と数学を学ぶ一方で,自然についてのデカルトの考えに大きな影響を受け,またこの間にM.メルセンヌと文通を始め,フランス知識人とも連絡をもつようになった。50年からはハーグの生家で数学や物理学の研究に没頭し,66年,フランスのアカデミー・デ・シアンス設立と同時に外国会員に選ばれ,パリに移り住んだ。

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大辞林 第三版の解説

ホイヘンス【Christiaan Huygens】

1629~1695) オランダの物理学者。自作の望遠鏡で土星の環を発見。時計を改良し振り子時計を発明。またデカルトおよびフックの思想を発展させ光の波動説(ホイヘンスの原理)を発表。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホイヘンス
ホイヘンス
Huygens, Christiaan

[生]1629.4.14. ハーグ
[没]1695.7.8. ハーグ
オランダの物理学者,天文学者,数学者。ライデン大学とブレダ大学で法律,数学,自然哲学を学んだ。ロイヤル・ソサエティ会員(1663),フランス王立科学アカデミーの外国人会員(1666)。

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ホイヘンス
ホイヘンス
Huygens, Constantijn

[生]1596.9.4. ハーグ
[没]1687.3.28. ハーグ
オランダの詩人。 C.ホイヘンスの父。公使秘書としてイギリスに派遣され,またオランニェ家秘書をつとめた。主著,詩集『矢車菊』 Korenbloemen (1658,72) ,笑劇『トレイニェ・コルネリス』 Trijnje Cornelis (53) 。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホイヘンス
ほいへんす
Christiaan Huygens
(1629―1695)

オランダの物理学者。ホイヘンス家は父・祖父ともに大臣を務めたハーグの名門であり、彼は外交官になることを求められ、幼少のころは祖父から教育を受け、1645年にライデン大学に入学、法律と数学を学んだ。この間にメルセンヌと知り合い、デカルトの影響を受けた。1647年から1649年までオレンジ大学で法律を学んだが、ウィレム2世Willem(1626―1650)の死により、外交官になる機会を逸し、1650年ころより科学研究に没頭し始めた。1666年まではハーグの自宅で研究を続け、1660~1661年にはパリ旅行の際にパスカルと出会った。この間の業績により1666年にフランスの科学アカデミー設立に際し、外国会員となり、この年より1681年までパリに在住。その後はふたたびハーグに戻った。1689年にはイギリス旅行のとき、ニュートンと会った。1695年、長い病の末に没した。
 科学的業績は多岐に渡る。1650年に『液体に浮かぶものに関する三巻』で静力学を、1651年に『双曲線・楕円(だえん)・円の求積に関する諸定理』で求積法を、また1657年には『賭(か)けにおける計算について』で確率論をそれぞれ論じた。一方、実用的な問題も扱い、ガリレイの発見した振り子の等時性と、ばね運動の歯車時計を結び付けて時計の改良を行い、1658年に『時計』を著した。1659年にはサイクロイドの等時性を発見、1673年には大著『振子時計』を出版し、振子時計の製作も続けた。
 1652年から望遠鏡などの光学機械の改良にも取り組み、1655~1656年には自作の望遠鏡で土星の衛星と環(わ)を発見し、1656年『土星の衛星に関する新発見』および1659年『土星の体系』を出版した。また球面収差・色収差などの屈折光学の研究も行ったが、これらの成果は死後1703年に『屈折光学』として出版された。その一方で、1670年ころから複屈折現象を解明する過程で、光の本性の問題を扱い始め、素元波や楕円波面などの概念を用いた光の波動論に達し、1690年『光についての論考』を発表した。
 1652年ころより衝突の問題を扱い、デカルトの衝突の法則を修正して、1656年に運動量の保存則を再定式化した。この成果は死後1703年に『衝突による物体の運動について』にまとめられた。1659年には『遠心力について』、1690年には『重力原因論』を著した。多くの業績にもかかわらず、ホイヘンスの説を引き継ぐ研究者は当時少なく、たとえば、光の波動論は19世紀に入ってようやく受け入れられた。この理由としては、ニュートンの影響が大きかったことが考えられる。[河村 豊]

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世界大百科事典内のホイヘンスの言及

【エーテル】より

… エーテルが,形而上学的な概念から変化して,物理学的な実体を与えられたのは,ケプラーに始まる近代光学においてであった。とくにホイヘンスが〈光の波動説〉を説くにいたって,波動を支える媒質としてのエーテルという概念が浮かび上がる。例えばホイヘンスの波動説に対してまっこうから反対して〈光の粒子説〉を唱えたと言われるニュートンでさえ,屈折現象に関しては,エーテルに頼っている。…

【結晶光学】より

… 1669年,デンマークの物理学者バルトリヌスE.Bartholinus(1625‐98)は,細い1本の光線を氷晶石の結晶に入れると,屈折光線が二つに分かれること(複屈折)を見いだした。次いでオランダのC.ホイヘンスは,二つに分かれたこれらの光の振動方向が,かたよっていること(偏光)を見いだした。1813年には,イギリスのブリュースターD.Brewster(1781‐1868)によって,結晶には1軸性と2軸性のものがあることが発見された。…

【光学】より

…R.フックはこの波動的側面を発展させ,光をエーテル媒体中のパルスと考えた。さらに,ホイヘンスは発光体を中心とする波面の各点から二次的な波が球状に広がるとする〈ホイヘンスの原理〉を提出し,光の反射,屈折の法則を説明することに成功したのである。他方,ニュートンは太陽の光をプリズムによってスペクトルに分解し,それぞれの色の光は固有の屈折率をもつという重大な発見をした。…

【てんぷ】より

…初期の機械時計や和時計では,棒の両端におもりをつけた棒てんぷが用いられたが,ひげぜんまいがなく固有の振動数をもたない点で現在のてんぷとは異なる。現在のようなてんぷは17世紀,オランダのC.ホイヘンスの考案によるといわれている。てんぷは和時計の用語で天府,天桴,天符などと書かれるが,語源は明らかでない。…

【時計】より

…これらは王侯貴族の権威や富の象徴として珍重された。
[精度の向上]
 17世紀はG.ガリレイ,C.ホイヘンス,R.フック,J.ケプラー,I.ニュートンなどの天才が天文学,物理学,機械学などに顕著な業績をあげた時代であるが,時計の精度を向上させることにもおおいに情熱が注がれ,さまざまなくふう改良が試みられた。その中のいくつかの考案,発明は現代の時計にまで引き継がれている。…

【土星】より

…望遠鏡の分解能がたりなかったため,耳のある惑星と記した。1655年C.ホイヘンスは衛星チタンを発見し,あわせて土星の耳が薄い平らな環であることを示した。環の面は土星の赤道面と一致しており,軌道面と26.゜73傾いているため,地球から見ると軌道上の位置によって開いたり消失したりする。…

【光】より

…ニュートン自身の築いた力学で,力の加わらない質点は与えられた初速度の等速直線運動をするが,光が直進することをこのことに結びつけて説明しようとしたのである。 当時,光を波動と考えたのはC.ホイヘンスやR.フックであった。フックは薄膜が色づいて見える現象が粒子説では説明できないことを示し,光をエーテルの振動と考えた。…

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