不等葉(読み)フトウヨウ

デジタル大辞泉 「不等葉」の意味・読み・例文・類語

ふとう‐よう〔‐エフ〕【不等葉】

同一個体に生じる形や大きさの異なる葉。モミアスナロツタなどにみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「不等葉」の意味・読み・例文・類語

ふとう‐よう ‥エフ【不等葉】

〘名〙 同じ個体に生じ、形や大きさに著しい差異のある葉。枝の背面腹面で形や大きさの違う、モミ、アスナロ、クラマゴケなどの顕著なものや、ツタなど枝ごとに大きさの異なるものなどがその例。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「不等葉」の意味・わかりやすい解説

不等葉
ふとうよう

一つシュート苗条(びょうじょう))の同一の節あるいは近くの節の葉が大きさや形を異にするとき、不等葉anisophyllとよぶ。なお、不等葉という語は異形葉と同じ意味にも用いられる。

[原 襄]

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