井関家久(読み)いぜき いえひさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井関家久」の解説

井関家久 いぜき-いえひさ

1557-1627* 織豊-江戸時代前期の能面師。
弘治(こうじ)3年生まれ。三田村国定の7男。井関宗信の弟。浅井長政縁戚にあたり,天正(てんしょう)元年織田信長の浅井攻めにより,父と6人の兄を小谷城でうしない,面打ちとなる。井関次郎左衛門の跡をついで近江(おうみ)井関家3代となったとされてきたが,初代の井関宗信(むねのぶ)につづく2代とする説もある。寛永3年12月9日死去。70歳。近江(滋賀県)出身。通称は十兵衛,備中掾。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例