低温産業(読み)ていおんさんぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「低温産業」の意味・わかりやすい解説

低温産業
ていおんさんぎょう

化学食品エネルギーなどの分野で,0℃以下,0K (絶対温度) までの低温領域で効果的な生産活動をする産業総称。低温維持のために装置や技術の共通性があるうえ,化学的,物理的な研究課題も重複しているので,産業活動を機能別にとらえるいわゆるシステム産業発想からこのような産業概念が生れた。具体的には食品分野でのコールド・チェーン冷凍食品など,エネルギー分野でのロケット燃料液化石油ガスなどがその中心である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android