チェーン(英語表記)Chain, Ernst Boris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チェーン
Chain, Ernst Boris

[生]1906.6.19. ベルリン
[没]1979.8.12. アイルランド
ドイツ系のイギリスの生化学者。 1930年フリードリヒ=ウィルヘルム大学卒業後,ベルリン慈善病院の病理学研究所に入る。 33年イギリスに亡命,ケンブリッジの F.ホプキンスのもとで生化学を修め,35年 H.フローリーに招かれてオックスフォード大学病理学講師となる。 49年ロイヤル・ソサエティ会員。 61~73年ロンドン大学生化学教授。 A.フレミングが 28年に発見したペニシリンをフローリーとともに分離,精製して,最初の臨床実験を行なった。その功績により 45年フレミング,フローリーとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。

チェーン
chain

鎖。多数の同じ形状の金属環 (リングプレート) をピンでつなぎ合せたもの。強靭な鋼でつくられている。ローラチェーンサイレントチェーンとがある。スプロケットと噛み合せながら,チェーン全体を連続的に回転させて動力の伝導,物体の運搬や引張りあるいは吊上げなどの用途に使う。ローラチェーンはピッチが伸びると騒音や振動を生じる。この欠点をなくしたのがサイレントチェーンで,鋼板を特殊な形に打抜き製作したリングプレートを多数重ねピンで連結している。

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デジタル大辞泉の解説

チェーン(chain)

鎖。一般に、環状の金属が連なったものをさす。実用から装飾用まで用途に応じて材質、太さは種々ある。「ドアチェーン」「金(きん)のチェーン
自転車やオートバイで、ペダルやエンジンの推力を車輪に伝えるための鎖。
積雪時の車の走行の際に、滑らないようにタイヤに装着する鎖。タイヤチェーン。
同一資本による経営系統。小売店・ホテル・劇場などがある。
ヤードポンド法の長さの単位。1チェーンは22ヤードで、約20.1168メートル。

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百科事典マイペディアの解説

チェーン

英国の病理学者。ドイツに生まれベルリン大学およびケンブリッジ大学に学び,オックスフォード大学講師。H.W.フローリーの協力者としてペニシリンの臨床的応用に成功。1945年ノーベル生理医学賞。
→関連項目フローリー

チェーン

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大辞林 第三版の解説

チェーン【chain】

くさり
積雪時、スリップを防ぐ目的で自動車のタイヤに巻きつける金属の鎖。
自転車やオートバイなどで、動力を駆動輪に伝えるための鎖の輪。
同一資本のもとにある、ホテル・小売店・映画館などの系列。
ヤード-ポンド法の長さの単位。22ヤード(約20.12メートル)をいう。

チェーン【Ernst Boris Chain】

1906~1979) ドイツ生まれのイギリスの生化学者。フローリーとともにペニシリンの結晶化に成功。それを利用した治療法を確立。

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367日誕生日大事典の解説

チェーン

生年月日:1777年2月3日
スコットランドの医者
1836年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

チェーン

〘名〙 (chain)
① 鎖。
艇長の遺書と中佐の詩(1910)〈夏目漱石〉「艇が何度の角度で沈んだ、ガソリンが室内に充ちた、チェインが切れた」
② 積雪時に車が走行する際に、滑るのを防ぐためにタイヤに装着する鎖。
鴛鴦の間(1955‐56)〈舟橋聖一〉七「タイヤにチェーンを巻かない車は通行禁止する」
自転車オートバイで、ペダルやエンジンの推力を車輪に伝えるための鎖。
※不良青少年少女の実相(1930)〈和田信義〉「やや新しいものに自転車のチヱンがある」
④ 仕入れや経営などが同一資本による小売商店やホテル、映画館などの系列。また、そうした系列を成していること。
※新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉享楽の東京「つひ此間までパラマウントのチェインだった電気館が断然日本物に転換し」
⑤ ヤード‐ポンド法における距離の単位。一チェーンは六六フィート。または二二ヤード(約二〇・一二メートル)。

チェーン

(Sir Ernst Boris Chain サー=アーンスト=ボリス━) イギリスの生化学者。ドイツ生まれ。ロンドン大学教授。抗生物質を研究、ペニシリンの療法を確立した。一九四五年フレミング、フローリーとともにノーベル生理・医学賞受賞。(一九〇六‐七九

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世界大百科事典内のチェーンの言及

【鎖】より

…チェーンともいう。金属製の環やリンクプレートを継いでつくられた索条。…

※「チェーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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