兄弟は他人の始まり(読み)キョウダイハタニンノハジマリ

デジタル大辞泉 「兄弟は他人の始まり」の意味・読み・例文・類語

兄弟きょうだい他人たにんはじまり

兄弟も成長すれば利害関係結婚などによって情が薄くなり、しだいに他人のようになってしまうこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「兄弟は他人の始まり」の解説

兄弟は他人の始まり

同じ家に生まれ育った兄弟や姉妹も、成長してそれぞれ家庭をもつようになると、しだいに疎遠になっていく。肉親の情はあっても、親子とは違い、時には他人のように行き来しなくなったり、対立することも出てくる。

[使用例] 兄弟は、どういうわけか向かい合って、自分の秘密や真剣な話などかえって話しにくいものです。まして恥ずかしいことなんか、お互いに性的の嫌悪性があって、話しにくいものです。その点、友達の方がかえって打ち明けられ、お互いに忠告しやすいものです。ここの道理を、「兄弟は他人の始め」と言います[岡本かの子*仏教読本|1934]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android