先箱(読み)サキバコ

デジタル大辞泉 「先箱」の意味・読み・例文・類語

さき‐ばこ【先箱】

江戸時代大名などの行列で、正服を入れ、先頭の者に担がせた挟み箱。⇔後箱あとばこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先箱」の意味・読み・例文・類語

さき‐ばこ【先箱】

〘名〙 (「さきはさみばこ(先挟箱)」の略) 江戸時代、将軍家諸大名などの行列で、正服を入れて、その先頭にかついで行かせた挟箱(はさみばこ)一対で、家格により箱の覆革(おおいかわ)に金の定紋をつけたので、俗に金紋先箱ともいう。先挟箱。⇔後箱(あとばこ)
滑稽本・古朽木(1780)三「御大名の先箱(サキバコ)へ突懸って見ても」

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