冠大会(読み)カンムリタイカイ

デジタル大辞泉 「冠大会」の意味・読み・例文・類語

かんむり‐たいかい〔‐タイクワイ〕【冠大会】

スポンサーの会社名商標名などを頭につけた名称をもつ競技会

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冠大会」の意味・読み・例文・類語

かんむり‐たいかい ‥タイクヮイ【冠大会】

〘名〙 スポンサーの社名や商標名を冠したスポーツの競技会。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「冠大会」の意味・わかりやすい解説

冠大会【かんむりたいかい】

企業がスポーツ大会のスポンサーとなり,大会名に企業の名前や商標をつけた大会の総称。日本では,1978年の第1回8ヵ国対抗陸上競技大会,いわゆる〈デサント陸上〉が最初の冠大会といえる。スポーツウェア大手であるデサント社はこのイベントに2億5000万円を負担したといわれ,これがきっかけとなりアマチュアの冠大会が急増した。今日の冠大会は,健康的で明るくさわやかなスポーツのイメージを販売促進に利用したいスポンサー企業,視聴率競争にしのぎをけずるテレビ局,選手強化費の捻出に悩んでいる競技団体が,広告量の増大をねらう広告代理店の仲介によってそれぞれのメリットを追求する中で一体化していった。→メセナ
→関連項目ウィンブルドン・テニス大会国民体育大会

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android