大沽(読み)タークー

デジタル大辞泉 「大沽」の意味・読み・例文・類語

タークー【大沽】

中国河南省、天津市東部、渤海ぼっかい湾に面する港。海河をはさんで塘沽タンクーと対する。

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精選版 日本国語大辞典 「大沽」の意味・読み・例文・類語

タークー【大沽】

中国東北部華北地区、渤海湾にのぞむ天津の外港。海河河口右岸に位置する。一九五二年対岸の塘沽(タンクー)新港が建設されてからは近海漁業根拠地となる。

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百科事典マイペディア 「大沽」の意味・わかりやすい解説

大沽【タークー】

中国,河北省東部の港。海河河口右岸にあり,塘沽(タンクー)に対する。天津市の通関港をなし,清代には河口を防備するための砲台が築かれ,アロー戦争の時には清軍はここで英仏連合軍と交戦。付近は塩業地帯で,長蘆(ちょうろ)塩を産する。

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世界大百科事典(旧版)内の大沽の言及

【天津】より

…1860年(咸豊10)帝国主義諸国の要求により,清朝は開港場とし,租界が設けられ,以来外資経営の紡績等の工場が立地,外国商社も多く進出し,とくに日本の経済侵略の一拠点とされた。海港としては海河の最下流の塘沽(タンクー),大沽(タークー)の両河口港が利用された。1928年天津特別市が設けられたが,30年天津市に改められた。…

※「大沽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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