姫君(読み)ヒメギミ

デジタル大辞泉 「姫君」の意味・読み・例文・類語

ひめ‐ぎみ【姫君】

貴人の娘を敬っていう語。
貴人の、年上のほうの娘を敬っていう語。
「―はらうらうじく…。若君はおほどかに」〈橋姫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「姫君」の意味・読み・例文・類語

ひめ‐ぎみ【姫君】

〘名〙
① 貴人のむすめを敬っていう語。姫御寮。
多武峰少将物語(10C中)「かの桃園のひめきみ」
② 貴人の長女を敬っていう語。多く妹と対照的にいう場合に用いる。
源氏(1001‐14頃)橋姫「ひめ君はらうらうしく、深く重りかに見え給ふ。わか君はおほどかにらうたげなるさまして」
江戸時代将軍の娘で、大名に嫁いだものの称。
※東職紀聞‐二(古事類苑・官位六三)「姫君方御用人 布衣

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android