専門人間ドック(読み)せんもんにんげんドック

百科事典マイペディア 「専門人間ドック」の意味・わかりやすい解説

専門人間ドック【せんもんにんげんドック】

ある一つの臓器および器官について,専門的な検診を行うこと。1泊2日や,1日だけの短時間ですむドック主流。臓器別に専門の医療スタッフや施設がある。主な種類は,脳ドック,心臓専門ドック,骨ドック,感覚ドック(五官の検診),女性ドック(乳癌(がん)や子宮癌の検診),肝ドックなど。 〈脳ドック〉は脳卒中などの予防,脳梗塞くも膜下出血などの早期発見・治療を目的とするもの。CTスキャンMRIといった,コンピューターによる画像診断装置を用いることによって,細部まで検査が行き届くようになり,異常の発見率や診断の正確性が増していることから,近年注目を集めている。全国各地に脳ドックを行う医療施設が設けられ,利用者も多い。→人間ドック

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android