CTスキャン(読み)シーティースキャン

百科事典マイペディア 「CTスキャン」の意味・わかりやすい解説

CTスキャン【シーティースキャン】

CTはコンピューター断層撮影computed tomographyの略。人体に対して,多方向からX線を投射し,X線の透過データから,人体の横断面を再構成して表示する装置を用いる検査。1972年に英国のG.N.ハンスフィールドと米国のA.M.コーマックが開発したものが最初。1974年に英国のEMI社が製作したCTスキャナーの普及により臨床医学は革命的に変わった。現在では,頭部だけでなく全身のCTスキャン装置が開発され利用されている。X線以外にも放射性核種を用いたECT超音波CT核磁気共鳴NMR)によるMRIがある。
→関連項目遠隔医療ガンマナイフがんもどき(医学)くも膜下出血睾丸腫瘍腎癌SPECT専門人間ドック断層撮影脳磁図ヘリカルCTポジトロン断層撮影法

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生活習慣病用語辞典 「CTスキャン」の解説

CTスキャン

コンピュータ断層撮影 (Computerized Tomography) 、あるいはコンピュータ解析による断層X線写真のことで、あらゆる方向からX線を照射し、体の断面を画像化する装置です。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「CTスキャン」の意味・わかりやすい解説

CTスキャン
シーティースキャン

「コンピュータ断層撮影」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のCTスキャンの言及

【X線検査】より

…この中から不必要な陰影をぼかして消去し,目的とする断面のみを描出する方法である。(4)コンピューター断層撮影 CT検査computed tomography,CTスキャンとも呼ばれている。1972年からCT装置が実用化され,X線検査に新分野を築いた。…

【癌】より

…また血管に造影剤を入れ,癌による異常な血管の出現や血行の乱れを観察する。1972年に開発され,その後一般化されたCT(computed tomography)スキャンは,X線の撮影結果をコンピューターで解析させ,断層像に再現したものであるが,深い臓器中の癌の存在をあばくうえですばらしい効力を発揮している。膵臓などの癌には,超音波診断も用いられる。…

【CT検査】より

…CT(computed tomographyの略,コンピューター断層撮影)を用いたX線検査。CTスキャンともいう。CTは1972年にイギリスのハンスフィールドG.N.HounsfieldとアメリカのコーマックA.M.Cormack(ともに1979年度ノーベル生理・医学賞受賞)によって開発された。…

※「CTスキャン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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