小兵(読み)コヒョウ

デジタル大辞泉 「小兵」の意味・読み・例文・類語

こ‐ひょう〔‐ヒヤウ〕【小兵】

からだつきの小さいこと。小柄。小づくり。「小兵力士」⇔大兵だいひょう
弓を引く力が弱いこと。また、その人。⇔精兵せいびょう
「―の射る矢ははずを返して立たざりけり」〈義経記・六〉
[類語]小柄小作り小粒矮小小形小ぶり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小兵」の意味・読み・例文・類語

こ‐ひょう ‥ヒャウ【小兵】

〘名〙
① からだが小さいこと。また、その人。こがら。
平家(13C前)一一「小兵といふぢゃう十二束三ぶせ、弓はつよし、浦ひびく程ながなりして」
② 弓を引く力が弱いこと。また、その人。
※義経記(室町中か)六「精兵(せいびゃう)の射る矢は裏を掻く。こひゃうの射る矢は筈を返して立たざりけり」

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