小糠・粉糠(読み)こぬか

精選版 日本国語大辞典 「小糠・粉糠」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぬか【小糠・粉糠】

〘名〙
① (「こ」は接頭語) 玄米などの穀類を精白するときに、果皮や胚芽(はいが)などが細かく砕けて生ずる粉末。ぬかみそ漬けや飼料肥料などに用いられる。また、江戸前期から明治頃までは、布袋に入れて入浴洗顔の際に用いた。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
咄本一休咄(1668)三「ふたをあけて見給へば、めしにはあらで、こぬかをもりてすへたりける」
※雑俳・火燵びらき(1738)「おかさまの・手あらいにまで小糠殿」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android