市場隔離(読み)シジョウカクリ

デジタル大辞泉 「市場隔離」の意味・読み・例文・類語

しじょう‐かくり〔シヂヤウ‐〕【市場隔離】

野菜などの農産物の緊急需給調整策の一。特定の野菜の供給が増え、市場価格過去平均を大きく下回った際に、産地を指定して出荷一定期間停止する。余剰分は加工食品飼料に転用したり、価格が回復した後に出荷するなどして、有効利用できない分は産地で廃棄される。農産物の有効利用を促進するため、平成19年(2007)からは産地廃棄を行った場合以外でも国から一定の交付金が支給される仕組みに変更された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android