市石女(読み)いちいしめ

朝日日本歴史人物事典 「市石女」の解説

市石女

生年生没年不詳
南北朝時代紀伊国(和歌山県)の女性。貞和3(1347)年の紛失状に高野山領官省符荘の土地買い主として記されており,家の女性当主として経営に当たっていたことが知られる。<参考文献>蔵持重裕「村落と女性」(『中世を考える 家族と女性』)

(真下道子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android