弾弓(読み)ダンキュウ

デジタル大辞泉 「弾弓」の意味・読み・例文・類語

だん‐きゅう【弾弓】

繰り綿をはじき打って柔らかにする弓の形をした器具綿弓わたゆみ唐弓とうゆみ
だんぐう

だん‐ぐう【弾弓】

矢の代わりに弾丸つるではじき、射る弓。はじきゆみ。だんきゅう。だんぐ。

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精選版 日本国語大辞典 「弾弓」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぐう【弾弓】

〘名〙 (「だんぐ」とも) 弾丸をはじいて飛ばす弓。弦(つる)の仕かけの部分幅広にして、矢の代わりに弾丸をはじき飛ばすもの。だんごゆみ。だんきゅう。〔十巻本和名抄(934頃)〕

だん‐きゅう【弾弓】

〘名〙
① 繰り綿をはじき打ってやわらかくする、弓の形をした器具。綿弓(わたゆみ)唐弓(とうゆみ)。〔農桑通訣〕
② =だんぐう(弾弓)元史‐順帝紀〕

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普及版 字通 「弾弓」の読み・字形・画数・意味

【弾弓】だんきゆう

弓弦をならす。〔唐書、百官志四上〕鋪(ほ)(門の鍵)を捉(と)り、(かう)を持する晨夜(しんや)に行人るときは、必ず問ふ。應(こた)へざれば、則ち弓を彈じて之れに(むか)ふ。復(ま)た應へざれば、則ち旁射す。

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世界大百科事典(旧版)内の弾弓の言及

【弓矢】より

…矢羽根は矢の正確な飛行を助けるもので,多くの民族が使用するが,南アフリカのサンはこれを使用せず,また南アメリカの原住民のなかには漁労に際して羽根のない矢を使用する者もいる。変わった弓としては,矢の代りに小石や素焼の粘土球をはじき飛ばす弾弓と呼ばれるものがあり,東南アジア,インドの一部に分布し,小鳥などをとる猟具として使われている。弩(ど)は古くから中国やヨーロッパで用いられてきた強力な武器で,現在でもミャンマー,タイの山地住民によって使用されている。…

※「弾弓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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