御忌会(読み)ぎょきえ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「御忌会」の意味・わかりやすい解説

御忌会
ぎょきえ

仏教儀式名。狭義には浄土宗宗祖法然の命日法要のこと。広義には各宗各派の宗祖・派祖・中興の祖などの忌日 (命日) に行われる供養の法要をいう。法相宗の慈恩大師の慈恩会 (じおんね) ,華厳宗の良弁の方広会 (ほごえ) ,天台宗の最澄の長講会 (じょうごうえ) ,良源の元三会 (がんざんね) ,真言宗の空海の正御影供 (しょうみえく) ,真宗親鸞報恩講 (ほうおんこう) ,日蓮宗の日蓮の御会式 (おえしき) ,禅宗の達摩忌 (だるまき) などが代表例。また和宗や聖徳宗の聖徳太子の聖霊会 (しょうりょうえ) もこれに含まれる。

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