御香料(読み)ごこうりょう

献辞辞典 「御香料」の解説

御香料

お香に代えてとの意味合いがあり、仏教通夜葬儀告別 式又は法要の際に喪家に対して贈る弔慰金の表書きの献辞(上書き)に用いられます。古くは、各家に伝わる先祖伝来のお香を持ち寄って故人に手向けたことの名残で、生前お世話 になった故人への供養にあわせて、遺族の葬儀や法要に掛かる費用の一部を負担しあうとの相 互扶助の意味合いもあります。

出典 (株)ササガワ献辞辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android