情報的経営資源(読み)じょうほうてきけいえいしげん(英語表記)informational resources

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「情報的経営資源」の意味・わかりやすい解説

情報的経営資源
じょうほうてきけいえいしげん
informational resources

企業の経営資源一種。企業の内部に蓄積されるものと,外部に蓄積されるものの2種類に分けられる。前者には,技術顧客情報,ノウハウ,情報を獲得し,情報から意味を読み取るための知識などがあり,知的経営資源と呼ぶこともある。後者には,顧客の企業イメージ,ブランド・イメージやブランド忠誠,信用などがある。これらは目に見えない資源であるが,企業の戦略展開にとってきわめて重要な意味を持っている。情報的経営資源の特徴は,第1に,日常的な事業活動を行なっていれば自然に蓄積されること,第2に,何度使っても減らないという多重利用可能性があること,最後に,消去困難性であり,いったん獲得されたものを意識的に消すのは難しいという性質がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android