手番(読み)テツガイ

デジタル大辞泉 「手番」の意味・読み・例文・類語

て‐つがい〔‐つがひ〕【手番/手結】

平安時代騎射うまゆみ射礼じゃらい賭弓のりゆみなどで、射手一人ずつ組み合わせて競わせること。
段取り。手はず。
「祐成、弥よき―と思ひ」〈浄・頼朝浜出〉

て‐ばん【手番】

自分が行う番。特に、囲碁将棋で、自分の番。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手番」の意味・読み・例文・類語

て‐ばん【手番】

〘名〙 あらかじめ定められている順番に当たること。当番
※楡家の人びと(1964)〈北杜夫〉二「彼は自分の手番がくるとすぐ駒を動かし」

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