出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
平安時代、正月17日に建礼門前で行う弓の儀式。親王以下、五位以上および左右近衛(このえ)、左右兵衛(ひょうえ)、左右衛門の官人が弓を射る。天皇が豊楽院(ぶらくいん)に臨御され、御覧になる。まず鉦鼓(しょうこ)を打ち鳴らし五位以上の者が射、次に諸衛府の射手が射る。うまい射手には禄(ろく)を賜り、天皇が群臣に宴を賜る。
当日の2日以前に手結(てつがい)(手は射手、結は順番。射る順序を決めること)をするための予行演習が兵部省で行われる。清寧(せいねい)天皇4年に始まったとされるが、儀式として整ったのは天武(てんむ)天皇4年(675)正月17日。この日参加しない者は、五位以上は新嘗祭(にいなめのまつり)に参列することを許されず、六位以下は季禄(給料)をもらうことができなくなるという。後光厳(ごこうごん)天皇の応安(おうあん)(1368~75)以後は廃絶した。
[山中 裕]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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