デジタル大辞泉 「手粘」の意味・読み・例文・類語 て‐ねば【手粘】 [形動ナリ]《形容詞「てねばし」の語幹から》仕事や動作がのろいさま。「最前の鱸すずきを、―な者が洗ふとみえていかう遅い」〈虎寛狂・鱸庖丁〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手粘」の意味・読み・例文・類語 て‐ねば【手粘】 〘形動〙 (形容詞「てねばい」の語幹から) 仕事や動作がのろのろしているさま。てぬるいさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕※俳諧・六百番誹諧発句合(1677)六五番「左桜魚料理手ねはに候て少さかりて臭気出候歟」 て‐ねば・い【手粘】 〘形口〙 てねば・し 〘形ク〙 仕事や動作がのろい。なまぬるい。てぬるい。〔日葡辞書(1603‐04)〕※三河物語(1626頃)二「番手を早く入帰給ひて引かせ給で、かなはざる処を余りにをもくれて手ねばく候間」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報