摩訶僧祇律(読み)まかそうぎりつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「摩訶僧祇律」の意味・わかりやすい解説

摩訶僧祇律
まかそうぎりつ

中国,東晋代に成立した律蔵,すなわち教団の規律集の一つ。仏駄跋陀羅 (ぶっだばっだら) と法顕共訳。 40巻。大衆部に属する律蔵で,「五分律」とともに原典に基づいた完訳と考えられている。戒文解釈重点がおかれ,四波羅夷法は特に詳しく書かれ,また本生物語 (→ジャータカ ) が多数含まれている。

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