ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
ジャータカ
Jātaka
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翻訳|Jātaka
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…初期の仏教文学はプラークリット語の古形たるパーリ語を用い,根本仏典の三蔵(ティピタカ)の中には文学的価値の高いものがある。仏陀前生の物語として集録された説話集〈ジャータカ〉は,サンスクリット文学における《パンチャタントラ》とともに東西説話文学上重要である。仏教文学はパーリ語仏典のほかにサンスクリット語による文学的価値の高い経典も多く,またアシュバゴーシャやアーリヤシューラ(聖勇,6世紀)などすぐれた仏教詩人が出ている。…
…しかし《千夜一夜物語》や《デカメロン》などにみられる,いわゆる枠(わく)物語の中に多数の説話を包含する形式は,インドを起源とするといわれる。仏教の説話文学として有名な〈ジャータカ(本生譚)〉や〈アバダーナ(譬喩譚)〉は,当時の民間説話を仏教化したもので,同じ内容をもつ説話はバラモン教系統の説話集にも多く見いだされる。 サンスクリットの説話集《パンチャタントラ》は,東西説話文学交流の上から最も重要な作品で,原本は散逸して作者,年代ともに不明であるが,多数の支本を生じ,多くの異本が伝わっている。…
… 占星術の第2の部門〈ホーラー〉は,この言葉そのものがギリシア語hōraからの借用語であることが示すように,ヘレニズム世界において天文学の発達とともに急速に発展したホロスコープ占星術である。初めてインドに伝えられたのは2世紀の半ばにギリシア語からサンスクリットに翻訳された《ヤバナ・ジャータカ》によってである。現在伝わっているのは3世紀に韻文化されたもので,かなりインド化されてはいるが,黄道十二宮をはじめとする基本要素はすべてヘレニズムの占星術と同じであり,借用語も多い。…
…これは律蔵の〈大品〉や経蔵の《大般涅槃経》などに古いものがみられる。次に,ジャータカ(本生話)は,釈迦が釈迦族の王子としてこの世に生をうける以前,天人,国王,大臣,長者,盗賊,あるいは兎,猿,象,孔雀などの姿で菩薩のすぐれた自己犠牲の行為を行ったことを物語る教訓説話で,その中には多くの民間説話,寓話,伝説がおさめられている。これは,経蔵中の〈クッダカ・ニカーヤ〉におさめられているが,他のインド文学の作品や《イソップ物語》《千夜一夜物語》にも共通する説話を保有する点で,世界文学史上においても重要な文献である。…
※「ジャータカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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