正反合(読み)セイハンゴウ

デジタル大辞泉 「正反合」の意味・読み・例文・類語

せい‐はん‐ごう〔‐ガフ〕【正反合】

《〈ドイツ〉These-Antithese-Syntheseの訳語ヘーゲル弁証法における概念発展の三段階定立反定立総合

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精選版 日本国語大辞典 「正反合」の意味・読み・例文・類語

せい‐はん‐ごう ‥ガフ【正反合】

〘名〙 (These-Antithese-Synthese の訳語。定立・反定立・総合の意) ヘーゲルによって定式化された、弁証法の考え方。その論理展開を三つの段階に分けたもの。すなわち、一つの判断(正=定立)と、これに矛盾する他の判断(反=反定立)とが、いちだんと高度な総合的な判断(合=総合)に統合される過程をさす。この過程を「止揚」「揚棄」という。〔尖端語百科辞典(1931)〕

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