揚棄(読み)ヨウキ

精選版 日本国語大辞典 「揚棄」の意味・読み・例文・類語

よう‐きヤウ‥【揚棄】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Aufheben の訳語 ) ヘーゲル弁証法で、二つ矛盾対立する概念または事物が、争うことによってそれらの形が改められるが、内容は新しい段階で新しい秩序のもとに組み込まれて、いっそう高い概念や事物を生みだすこと。止揚
    1. [初出の実例]「左翼前衛の残存者及び後継者たちは、さうした過去のあやまちを出来るだけ揚棄してしまふと共に」(出典:芸術運動に於ける前衛性と大衆性(1929)〈勝本清一郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む