為哥可君(読み)いかかのきみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「為哥可君」の解説

為哥可君 いかかのきみ

日本書紀」にみえる官吏
河内直(かわちあたい)の先祖たちにそそのかされ,国難を憂慮せず暴虐をかさねたため任那(みまな)(朝鮮)日本府から放逐されたという。のちの欽明(きんめい)天皇5年(544)日本府で親新羅(しらぎ)の立場をとる河内直を百済(くだら)(朝鮮)の聖明王が非難したとき,引き合いにだされた。紀大磐(きの-おいわ)と同一人物ともされる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android