煙となす(読み)けぶりとなす

精選版 日本国語大辞典 「煙となす」の意味・読み・例文・類語

けぶり【煙】=と[=に]なす

火葬にする。
源氏(1001‐14頃)総角「ひたぶるにけぶりにだになしはててむとおもほして、とかく例の作法どもするぞあさましかりける」
② 燃やす。
浮世草子世間胸算用(1692)一「我一代は、一足(そく)にて埒(らち)を明んとおもひしに、惜や片足は野ら犬めに喰へられ、はしたになりて是非もなく、けふ煙(ケフリ)になす事よ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android