玉屑(読み)ギョクセツ

デジタル大辞泉 「玉屑」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐せつ【玉×屑】

玉を砕いた粉末不老不死仙薬とされた。
詩文の中のすぐれた一節
雪。特に、降る雪。
「―霏々ひひ乱れてななめに飛び」〈蘆花自然と人生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玉屑」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐せつ【玉屑】

〘名〙
① 玉をくだいた粉末。不老不死の仙薬と考えられた。〔魏志‐衛顗伝〕
② 詩文のすぐれている句章。美しい詩句。〔許有孚‐十二月廿又二日観雪冷然台詩〕
③ 降る雪のたとえ。
菅家文草(900頃)一・早春侍宴仁寿殿、同賦春雪映早梅「氷紈寸截軽粧混、玉屑添来軟色寛」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「玉屑」の解説

玉屑 ぎょくせつ

栗本玉屑(くりのもと-ぎょくせつ)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例