玉龍雪山(読み)ぎょくりゅうせつざん

世界の観光地名がわかる事典 「玉龍雪山」の解説

ぎょくりゅうせつざん【玉龍雪山】

中国の雲南省西北部、麗江リージャン)市の北に位置する、13の嶺が連なる万年雪を頂く連山。麗江から眺められる姿の美しい山で、万年雪を頂く山としては最南端にある。主峰は標高5569mのシャンズドゥ。古くから、この一帯に住むナシ族などの少数民族聖地とされてきた山である。標高3365mから4506mまでロープウェイで登ることができ、付近にはスキー場もある。ちなみに、このロープウェイの高低差は中国最大である。この山は登山家にとっては垂涎すいぜん)の未登峰といわれる。一度中国隊が挑戦したが、登頂に至らなかった。なかなか登山の許可の下りない山として知られている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android