留置法(読み)とめおきほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「留置法」の意味・わかりやすい解説

留置法
とめおきほう

配票調査法と面接調査法の混合型で,調査員が対象者を各個訪問して,調査票を配布し,後日再訪してそれを回収する現地調査 (→野外調査 ) の一方法。再訪の際面接を行なって記入内容をチェックしたり追加の調査をすることができるから,時間経費節約と相まって対象者の知識水準が高いときはよい方法である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

流通用語辞典 「留置法」の解説

留置法【leaving method】

質問調査法のひとつで、調査者が質問票をもって、被調査者にあい、調査の目的趣旨、記入の方法などを説明し、何日後に回収にくるので回答を記入しておいてもらう方法。その場で応えにくい質問や、回答に時間を要することなどの質問に有効な調査方法である。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の留置法の言及

【世論調査】より


[調査方法とその歴史]
 世論調査はふつう,調査員が指定された相手に面接し,調査票に基づいて質問をし,回答を記入する〈個別面接法〉によって行われる。ときには,調査票を相手に手渡して回答を記入しておいてもらい,後でそれを回収する〈留置法〉や,郵便で調査票を送り回答を送り返してもらう〈郵送法〉などが用いられることもあるが,回答の信頼性は低くなりやすい。 世論調査の技術は,アメリカにおいて,とくに大統領選挙の予想と結びつきながら発達してきた。…

※「留置法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android