百年河清を俟つ(読み)ヒャクネンカセイヲマツ

デジタル大辞泉 「百年河清を俟つ」の意味・読み・例文・類語

百年ひゃくねん河清かせい

河清かせい

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精選版 日本国語大辞典 「百年河清を俟つ」の意味・読み・例文・類語

ひゃくねん【百年】=河清(かせい)を[=黄河(こうが)の澄(す)むを]俟(ま)

常に濁っている黄河の水の澄むのを百年もかかって待つの意。いつまで待っていても実現のあてのないことをいう。河清を俟つ。
社会百面相(1902)〈内田魯庵貧書生片手間勉強で成効しやうてのは百年黄河の澄むを待(マツ)やうなもんだ」

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ことわざを知る辞典 「百年河清を俟つ」の解説

百年河清を俟つ

いくら待ってもむだであること。時間が経過しても根本的な解決につながらないことのたとえ。

[使用例] 下手をすると百年河清をまつというようなことにもなりかねない[中野好夫*傷はまだ癒えていない|1958]

[解説] 「河」は、黄河。黄土地帯を通過するこの大河は、黄土を含んで黄褐色に濁り、澄むことはありません。その黄河の水が澄むのを百年も待つの意。

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