省エネルギー法(読み)ショウエネルギーホウ

デジタル大辞泉 「省エネルギー法」の意味・読み・例文・類語

しょうエネルギー‐ほう〔シヤウ‐ハフ〕【省エネルギー法】

省エネ法

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百科事典マイペディア 「省エネルギー法」の意味・わかりやすい解説

省エネルギー法【しょうエネルギーほう】

省エネルギー促進を図るために1979年に公布された法律。正称は〈エネルギーの使用の合理化に関する法律〉。工場,建築物,機械器具につき,それぞれのエネルギー使用の合理化を求め,需要者に対し省エネ努力を要請し,罰則をも規定。電気製品・自動車の省エネ基準を市場に出ている製品の中で最高のレベルに設定するトップランナー制度,特定の種類の電気製品等のエネルギー効率・燃費等をランク付け(5段階評価)して認定製品に表示する省エネラベリング制度,ビルの機器設備などの運転管理によってエネルギー消費量の削減を図るシステム(BENS)の導入などが盛り込まれている。2013年改正で,トップランナー制度に住宅・ビルやその他の機器のエネルギーの消費効率の向上に資する建築材料などを対象として拡大すること(2013年12月施行),電気需要の平準化を推進すること(2014年4月施行)などが追加された。

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世界大百科事典(旧版)内の省エネルギー法の言及

【省エネルギー】より

… 省エネルギーは,1973年と79年の2度の石油危機を経て,日本をはじめとする先進工業諸国で,石油代替エネルギーの開発とともに,重要な政策課題の一つとして採り上げられるようになった。まず,1978年度からナショナル・プロジェクトの〈ムーンライト計画〉(省エネルギー技術開発計画)をスタートし,79年には〈省エネルギー法〉(〈エネルギーの使用の合理化に関する法律〉)が公布され,国が省エネルギーの基準を設けて企業を指導することになった。79年には冷暖房の基準温度が定められた(その後1983年に最終的に廃止)。…

【暖房】より

…室内を暖めること。暖房しようとする個々の室の内部にストーブなどの暖房器具を置く個別暖房individual heatingと,ボイラーや熱ポンプ(ヒートポンプ)で熱せられた熱媒を多数の室に分配する中央暖房(セントラルヒーティングcentral heatingともいう)があり,後者はさらにラジエターやコンベクターなどの放熱体を置く直接暖房と,別の場所(例えば機械室)に設置した装置で暖めた空気を室内に送り込む間接暖房に分類される。…

※「省エネルギー法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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