矛戟(読み)ボウゲキ

デジタル大辞泉 「矛戟」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐げき【×戟】

《「矛」は長柄ほこ、「戟」は矛にかぎ形の刃をつけたほこ》ほこ。
万死を―の下に免るることを得たり」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「矛戟」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐げき【矛戟】

〘名〙 (「矛」は柄の長いほこ、「戟」はまたのあるほこ) ほこ。
性霊集‐七(835頃)菅平章事奉為四恩造功徳願文「海目慈悲、山毫光曜、刀劔孕智、矛戟摧魔」
李陵(1943)〈中島敦〉一「全軍の刀槍矛戟の類も半ばは折れ欠けて了った」 〔詩経‐秦風・無衣

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普及版 字通 「矛戟」の読み・字形・画数・意味

【矛戟】ぼうげき

ほこ。〔礼記、曲礼上〕戈(くわ)をむるは、其の(そん)(石突き)をにして、其のを後にし、矛戟をむるは、其の鐓(たい)(石突き)をにす。

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