神有月・神在月(読み)かみありづき

精選版 日本国語大辞典 「神有月・神在月」の意味・読み・例文・類語

かみあり‐づき【神有月・神在月】

[1] 〘名〙 (陰暦一〇月すなわち神無月(かんなづき)には、日本じゅうの神々が出雲大社に集まるという俗信から) 出雲国での、陰暦一〇月の異称。かみあり。神月(かみづき)。神の月。《季・冬》
※詞林采葉抄(1366)六「神無月を出雲国には神在月とも云也」
[2] 謡曲脇能物廃曲作者不詳。臣下が出雲におもむいて、神々から神代の話を聞く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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