精選版 日本国語大辞典 「筍・竹子・笋」の意味・読み・例文・類語
たけ‐の‐こ【筍・竹子・笋】
[1] 〘名〙
① 竹の根茎の節から生じる若芽。鱗片状の葉鞘(ようしょう)(=いわゆる皮)に包まれており、芽ばえてから一〇日ぐらいまでのものをあく出ししてから食用にする。モウソウチク、ハチク、マダケなどが美味とされる。最盛期は初夏。たかんな。たかな。《季・夏》
※古今(905‐914)雑下・九五七「今更になにおひいづらん竹のこのうきふししげきよとはしらずや〈よみ人しらず〉」
② 縫い直しの古着で、以前の縫込みの部分の生地(きじ)だけ色がさめないで、目だって見えるもの。
③ 「たけのこいしゃ(筍医者)」の略。
※良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「所詮監獄医なぞの筍(タケノコ)連の手には合ふもんじゃ無いよ」
④ 「たけのこせいかつ(筍生活)」の略。
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