筍生活(読み)タケノコセイカツ

デジタル大辞泉 「筍生活」の意味・読み・例文・類語

たけのこ‐せいかつ〔‐セイクワツ〕【×筍生活】

たけのこの皮を1枚ずつはぐように、身の回り衣類家財などを少しずつ売って食いつないでいく生活

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筍生活」の意味・読み・例文・類語

たけのこ‐せいかつ‥セイクヮツ【筍生活】

  1. 〘 名詞 〙 筍の皮を一枚ずつ剥ぐように、家計困難のために衣類やその他持物を少しずつ売って生活費とし、ようやく食いつないでいるくらし。特に、第二次世界大戦直後の窮乏生活の状態をいう。たけのこ。
    1. [初出の実例]「竹の子生活のことを、彼はまだ切実には知らない」(出典:帰郷(1948)〈大仏次郎〉過去)

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