紀忍人(読み)きの おしひと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀忍人」の解説

紀忍人 きの-おしひと

?-? 飛鳥(あすか)時代の人。
推古(すいこ)天皇の時代に伊予(いよ)(愛媛県)に派遣された紀博世(ひろよ)の孫。在地越智(おち)氏の娘との間に生まれた在手(ありて)が,天智(てんじ)天皇9年(670)の「庚午年籍(こうごねんじゃく)」(日本最初の戸籍)にあやまって母方の氏で記載された。5世孫の越智広川ら5人が上申してもとの紀氏を許可されたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android